ディスカス飼育に不可欠なミネラルポーション
ディスカスの健康な飼育には、適切な総硬度(GH)が欠かせません。理想的な飼育水の総硬度はGH6〜10°(ドイツ硬度)ですが、日本の水道水の平均硬度は約3°と低いため、ミネラル不足に陥りがちです。このミネラル不足が原因で、ディスカスは不健康になり、以下のような問題を引き起こすことがあります:
- おびえ: ストレスが増し、常に怯えた状態になります。
- 成長不良: 必要な栄養素が不足し、正常な成長が妨げられます。
- 拒食症: 食欲が減退し、最終的には拒食症になります。
- 脱色: 美しい色彩が失われ、色が薄くなります。
- 短命: 健康を維持できず、寿命が短くなります。
これらの問題を防ぐために、ミネラルポーションの使用が推奨されます。ミネラルポーションには、モリブデン、ストロンチウム、リチウム、コバルトなど、約70種類のミネラルが豊富に配合されています。これらのミネラルは、ディスカスの健康をサポートし、自然環境以上に良質な飼育水を提供します。
使用方法
- 適量: JDLミネラルポーションを50リットルの水に対し20g添加します。添付のスプーンで山盛り一杯が目安です。
- 溶解手順: 水槽に直接入れずに、バケツなどで飼育水と同じ温度の水に溶かします。
- 適用: ミネラルが完全に溶けたら、水槽に追加します。この際、汲み置きした水を使用せず、新鮮な水を使用してください。汲み置きすると炭酸塩硬度が低下し、理想的な飼育水になりません。
結果
JDL製のミネラルポーションを使用することで、pH値は8.0〜8.5の弱アルカリ性に調整されますが、計測しなくても良い結果が得られます。ディスカスの健康を維持し、美しい色彩と活力を取り戻すために、ミネラルポーションの使用は不可欠です。ぜひ、ディスカスの飼育環境を最適化するために、このミネラルポーションをお試しください。
また、本やインターネットまた小売店では、弱酸性等といわれますがこれは間違っています。水は本来中性で、汚れである硝酸塩・リン酸が含まれていなければ、酸性になりません。また、飼育水には塩を常用しないで下さい、内臓に障害が起きる可能性があります。それからサンゴや牡蠣殻についても、カルシウム値だけが上昇し、ミネラルバランスを崩してしまいますので良くないです。高密度なろ材や活性炭についても、重要な微量成分を吸着してしまい、嫌気性バクテリアが発生してくさい臭いが出るのと、病原菌を培養してしまうので使用しないで下さい。