ディスカスが餌を食べない！拒食症の治療方法とは？

ディスカスの拒食症の原因

ディスカスが餌を食べない理由は多岐にわたります。ここでは、主要な原因を掘り下げて説明します。

1. 水質の悪化

ディスカスは特に水質に敏感な魚です。以下の要素が拒食症の大きな原因となります。

• アンモニア（NH3）と亜硝酸塩（NO2-）：これらは非常に毒性が強く、微量でも魚の健康に悪影響を及ぼします。特にアンモニアは、直接魚の皮膚やエラに損傷を与え、呼吸困難を引き起こすことがあります。
• 硝酸塩（NO3-）：高濃度になるとストレスの原因となり、ディスカスの食欲を減退させます。硝酸塩は他の栄養素とともに水草の肥料にもなりますが、濃度が高すぎると有害です。

2. 温度の不適切さ

ディスカスは28〜30℃の高温環境を好みます。適切な温度管理がなされないと、ディスカスは拒食症に陥りやすくなります。

• ヒーターの管理：冬季にヒーターが適切に機能しないと水温が急低下する可能性があります。これはディスカスの体調不良を引き起こす原因となります。
• 季節的変化：季節の変わり目に温度が急激に変化することは、ディスカスにとって大きなストレスです。

3. 病気や寄生虫

ディスカスの健康を脅かす病気や寄生虫は、食欲不振の大きな原因となります。

• ヒレ腐れ病：細菌感染によるもので、ヒレが腐食し、泳ぎにくくなるため、ストレスが増加し食欲が低下します。
• 寄生虫感染：腸内寄生虫などが消化器系に影響を与え、餌を摂取しにくくなります。

4. ストレス

ストレスはディスカスの健康に大きな影響を与え、拒食症を引き起こす主な要因の一つです。

• 飼育水の匂い：従来の上部フィルターや外部フィルターは、嫌気性細菌を培養してしまい、生臭い匂いを発生させます、臭いに敏感な魚類には、大きなストレスになり、拒食症になる一つのの原因になります。

• 攻撃的なタンクメイト：ディスカスに攻撃的な魚がいると、安心して餌を食べられなくなります、この状況の大きな原因は、飼育水中のミネラル不足です、バランスのとれたミネラルを、補給することで、改善されます。

5. 餌の問題

   ドライフードや冷凍赤虫を与えていると、拒食症になる確率が増えます。またハンバーグでも質の悪いものも同様です。